『綺麗ですね』で終わるホームページは失敗作です

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こんにちは。ひとつの阿部です。

ホームページを納品した後、お客様や知り合いから「綺麗ですね」「おしゃれになりましたね」と言われることがあります。
そう言われると嬉しくなる気持ちはよくわかりますが、もしその言葉で終わっているのだとしたら、そのホームページは失敗作かもしれません

なぜなら、「綺麗」というのは見た目の話であって、経営にとっての評価ではないからです。

ホームページは“目的を達成する道具”です

中小企業や商店にとって、ホームページは単なる名刺ではありません。
24時間働く営業マンであり、目的を達成するための実務ツールです。

  • お問い合わせを増やしたい
  • 採用応募を集めたい
  • 商品やサービスをネットで売りたい
  • 予約や来店を促したい

もしそれが達成されないのであれば、いくら綺麗でも意味がありません。
デザインもシステムも、すべては「目的を達成するための手段」にすぎないのです。

よくある「見た目偏重型」の失敗例

「綺麗に作ってくれる制作会社にお願いしました」
この言葉の裏には、以下のようなリスクが潜んでいます。

  • 写真が大きすぎて表示が重い
  • メニューが複雑で、目的のページにたどり着けない
  • 更新の仕方がわからず、何年も放置される
  • SNSリンクはあるけれど、活用されていない
  • スマホでは見づらい

これでは、見た目は良くても“使えない”サイトです。
それは、アート作品としては成功でも、商売の道具としては失敗です。

成果を生むホームページの3条件

私たちが「活用できるホームページ」をつくる際に、必ず意識しているポイントが3つあります。

① ゴールが明確である

「このページの役割は何か?」が定まっていて、ユーザーが迷わずアクションできる導線が整っていること。

② ユーザー目線に立っている

見るのは制作者でも社長でもなく“お客様”です。スマホでも見やすく、言葉も専門用語を避けて、誰にでも理解しやすい内容になっていること。

③ 継続的に改善されている

公開して終わりではなく、アクセス解析を使って「どこで離脱されているか」「どのページが読まれているか」を把握し、改善のサイクルを回すこと。

制作会社に任せすぎない

制作会社のなかには、「見た目を良くすること」や「高機能なCMS導入」をゴールにしてしまっているところもあります。でも、それでは**“企業の目的達成”という本来のゴールに届かない**のです。

制作会社の“作品”ではなく、あなたの“商売道具”としてのホームページが必要です。
美しいだけのホームページに、お金を払う意味はありません。

本当に評価されるホームページとは?

「求人応募が2倍になった」
「問い合わせが急に増えた」
「検索でのアクセスが安定してきた」
こういった“経営の成果”が、ホームページの評価軸であるべきです。

綺麗ですね、で終わるのではなく、「売上が伸びた」「助かった」「効果が出た」と言われるホームページを、一緒に目指していきましょう。